※KGI(事業成果):最終的な成果をはかる指標(月間売上500万円など)
※KPI(人的成果):KGIの達成に向けたプロセスを評価する指標(月間売上500万円を達成するために新規顧客を週に〇人獲得など)
■ 理由①:開示KPIが“経営ストーリー”と結びついていない
人的資本開示のKPIは、「研修時間」「サーベイスコア」など活動量中心になりがちです。しかし、それだけでは事業KGIとの因果関係が不明確で、経営判断に結びつきにくいのが現実です。
NSSOLは、人的資本経営を実践するうえで定量データと定性データの両方を可視化し、企業価値向上の循環をつくることを重要視しています。この姿勢は、開示にとどまらず、経営の実装までを見据えた設計思想につながっています。
■ 理由②:データが分散し、整合性がとれない
人事情報が複数システムに散在しているため、整合性や完全性に欠け、可視化まで過大な手間が発生します。
多くの企業で、データが複数ツールに分散し、可視化・活用まで非常に工数がかかることが課題として顕在化しています。
■ 理由③:現場まで届く“運用導線”がない
KPIを設定しても、経営・人事・現場が同じロジック・同じ定義で数値を共有できていないと、改善アクションにつながりません。
人的資本データ統合・分析ツールであるPanalytは、権限設計や直感的に使えるUI、AI機能により、分析初心者でも現場で即活用できる環境を整備しています。
■ 経営・事業に効くKPIの基本設計
人的資本KPIを“開示用”から“戦略用”に進化させるには、以下の連鎖構造で設計することが重要です。
KGI(事業成果):営業利益率改善、人件費効率、新規事業比率
KPI(人的成果):戦略人材充足率、離職率、女性管理職比率、エンゲージメント上位チーム比率
KSF(要因):オンボーディング完了率、採用ソース歩留、業務負荷指数、スキル到達度
NSSOLは、この構造をアセスメント→データ統合→実行支援まで一体で提供することで、KPIの経営実装を可能にしています。
※KSF(要因):KPIを達成するために特に重要となる行動・条件・環境の要因(新規顧客獲得数を伸ばすための「アポイント獲得率の向上」「問い合わせ対応のスピード」「提案資料の質」「優先ターゲットの明確化」など)
■ Panalytが実現する「統合と信頼」
Panalytは、さまざまなHRシステムやファイルと連携し、データのクレンジングとETL処理を行ったうえで、約400種の指標を自動計算して可視化します。
定義やロジックが透明化されているため、「数字が合わない」といった議論をなくし、経営会議を“施策検討の場”へと転換できる点が強みです。
■ NSSOLの伴走による“経営への実装”
NSSOLはISO 30414に対応できる専門家が在籍し、可視化したデータを人事戦略や組織変革の実行に結びつける支援を行っています。開示資料、可視化レポート、経営判断が一本化されることで、人的資本データが“経営の言語”として機能するようになります。
人的資本経営が本格的な定着期に入る中で、いま注目されているのが「AIによる組織・人材データの高度活用」です。Panalytは、単なる可視化ツールを超えて、要員施策のシミュレーションや、経営・現場の意思決定を支援する対話型AI、膨大なデータから“今起きている兆し”を自動抽出するインサイトファインダーなど、次世代の人的資本マネジメントを支えるAI機能を備えています
Panalytが提供するAI群は、単に過去の数字を見るためのものではありません。要員シミュレーション・チャッピー・インサイトファインダーという三位一体の仕組みにより、
いま起きている変化を捉える(インサイトファインダー)
原因を理解し、打ち手を導く(チャッピー)
未来の影響を定量的に比較する(要員シミュレーション)
という、人的資本経営に不可欠なサイクルを、日常業務の中に自然に組み込むことができます。AIは、人的資本管理を「レポート作り」から解放し、“経営と人事が、より良い未来を選択する”ための意思決定インフラへと進化させていきます。
人的資本データが経営に活かされない理由は、KPI設計と運用導線の不備にあります。
NSSOLの伴走支援とPanalytのデータ基盤を組み合わせれば、
開示に使う指標
経営が使う指標
現場が動く指標
がすべてひとつの“単一の真実”に統合されます。これにより、人的資本開示は“義務対応”から“企業価値を上げる仕組み”へと進化します。
人的資本の可視化が一般化した今、問われているのは「数値を揃えること」ではなく、その数値で経営と現場の行動を変え、企業価値の向上に結びつけることです。開示で使う指標・経営が意思決定に使う指標・現場が動く指標を一体で運用し、投資判断や人材ポートフォリオの見直し、配置・育成の打ち手までをシームレスに接続できるか——ここが次の競争力になります。そのためには、KGIに直結するKPI設計、定義の透明化、データ統合とクレンジング、そして会議体・閾値・責任者まで含めた運用導線の設計が欠かせません。
人的資本経営は、単なるデータ整備ではなく、企業の未来をともに創っていく変革そのものです。NSSOLは「ソシキノミライ」を通じて、その実現を支える確かなパートナーであり続けます。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。人的資本経営の新たな一歩を、私たちとともに踏み出していきましょう。
浦山 敦史
デジタルソリューション&コンサルティング本部
オファリング&コンサルティングセンター
ビジネスイノベーション&コンサルティング部